​【リーガル・カウンセリング】

​リーガル・カウンセリングとは、「単に法的問題分析や助言に限らず、それも含めて、弁護士がクライアントのニーズと向き合い、クライアントが納得しエンパワーされるようなコミュニケーション」を意味するとされています(中村芳彦・和田仁孝著『リーガル・カウンセリングの技法』)。

このカウンセリングにおける重要な基礎理論の一つとして、ポストモダン思想の大きな影響を受けて隆盛してきた「ナラティブ・セラピー」があります。これは、私たちが見ている「リアリティ(現実)」というものを、「ナラティブ(語り)」によって、相互作用の中で紡ぎだす作業を意味します。

法的に認定される事実とは、あくまでも証拠と規則によって構築された「歴史的事実」にすぎず、この歴史的事実と実際に経験した事実とは当事者にとり往々にして異なるものです。また、同じ事実・出来事でありながら、意味付け・解釈次第でいかようにも「ストーリー(物語)」は創出されます。私たちの人生は幾重にもストーリーだてられ、また同時に存在しています。曖昧で矛盾していない物語など存在しません。

当事務所では、上記理論を積極的に取り入れ、クライアントが実際に向き合っている事実・出来事、又、その意味付けや解釈に関する対話・語りのプロセスを重視し、単なる法的解決にとどまらず、それを受容し得る物語を創出することで、依頼者が新たな一歩を踏み出すことのできるような解決を心掛けております。

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